毎年ねとらぼさんの方ではるのおとさんが書かれている「大のアニメ好きが選ぶ"もっと評価されるべきアニメ"2025」の方に投票させていただいた際の文章となります。
毎年毎年長ったらしい文章を書いてしまってはるのおとさんには申し訳ないばかり。
ちなみにアニメ映画の方は全然見れてないので選んでいない形になっています。
陰陽廻天 Re:バース

デイビットプロダクションが初挑戦したオリジナルアニメであり、
鳴り物入りなだけあってロボットアニメから等身大戦闘等様々な面白さが詰まったエンタメ作品として非常に面白い作品でした。
毎週毎週状況がコロコロ変わる面白さもテレビアニメの面白さを追求した作りになっており、そのうえで一本通ったテーマを貫く丁寧さも光っている作品でした。
しかし、オリジナルアニメ恒例の全く話題にならない状況の中、広報が苦しそうに宣伝していたのが印象的な1作です。
毎年同じようなことを言ってるかもしれませんが、今年もオリジナルアニメが挑戦的に様々な面白さに挑戦していて その一作として印象的でした。
クラシック★スターズ

今年自分が最もハマったアニメだったかもしれません。
シンフォギアのタッグによる企画で作られ、そのうえでテーマと合致したライブシーンやストーリー構成等が光った名作だと思います。
しかし例のごとく全くオリジナルアニメとしては話題にならず、
お世辞にもお金のかかったアニメではないところが個人的には様々な演出の工夫につながっていたと思うのですが、
そういった部分もそもそも見られてないので顧みる機会もなさそうで残念に感じている1作です。
それでも素直に面白かった!という意味でチョイスしたい1作です。
空色ユーティリティ

ヨースターピクチャーズが元々作っていたオリジナルアニメのテレビアニメ化作品であり、前年から続くゴルフアニメブーム(?)に続く1作になりました。
内容としてはゴルフの完全な初心者でありあまり上手でない人を描くという意味で最近のゴルフアニメの中ではある意味異色ともいえる作品でした。
趣味を描くアニメとしてゴルフがしっかり主軸になっており、「ゴルフをソフトに楽しむのもあり」というのを伝えたい作り手の気持ちが伝わってくるような1作だったと思います。
ヨースターピクチャーズという会社が作った作品群だと、会社のスタッフのカラーが出てる1作として一番好きな作品となったかもしれません。
しかしこちらもオリジナルアニメのサガなのかあまり話題にならなかったように感じます。
話題にならなかったという部分が評価基準の中心というわけではないですが、こういった作品群の存在を思い返してやはり毎年悔しく感じるところではあります。
妃教育から逃げたい私

正直今年のアニメの中では最も演出的な部分としての完成度ですごかったアニメかもしれません。
今年、自分の中でこれを超えるアニメは中々ないです。
監督の田頭しのぶ監督は「伊藤潤二コレクション」等を監督している方で、伊藤潤二作品の映像化においてもかなり演出が光っており、その腕が遺憾なく発揮されていたように感じます。
テンポよく転がる劇のような作風、どのキャラクターも楽しく描かれる演出、どれをとっても見てて楽しい1作でした。
自分の好みという面を除いた場合、今年最も素晴らしいアニメは今作になるかもしれないと自分としては思っております。
美男高校地球防衛部ハイカラ!

こちらはある意味完全に自分個人の経緯というか、一つの出会いの結果として選んだ1作です。
自分自身は全く美男高校地球防衛部シリーズは見ておらず しっかり見たのは本作が初めてでした。
アニメとアニメの間に放送されていたのでたまたま見ていたのですが、監督の高松信司監督のギャグアニメへのベテランの作りが発揮されていた作品だったと感じます。
時代設定を無視して様々な時事ネタを盛り込み、「地球防衛部」なのに部室では全然集まってないというのが作中で一貫されていることへのセルフツッコミ等、
アニメという媒体自体をギャグにする作風がなんだかなつかしさがありました。まあ最近高松監督のオリジナルアニメであるアストロノオトもあった直後ではありますが。
たまたま出会った結果として面白かったオリジナルアニメという意味で今年でも自分の中で強く印象的に残った作品です。
そういう出会いがなんというかテレビアニメの楽しさかなとも思います。
まとめ
今年は記事の結果も踏まえて感想を。
まず今年は鬼人幻燈抄が1位になるんじゃないかな~と、TLとかを眺めていて何となく思っていて実際にそうなった形に。
自分は他のアニメと時間が重なっていたので、鬼人幻燈抄はみていなかったので今回選ぶことはなかったのだが、それでも結構聞き及ぶことが多かったのでいつかちゃんと見たいとこである。
一応1話の特番形式のやつは見たのだが、あんまりあの時点ではぴんとこなかったのでむしろ今後が楽しみというもの。
逆に2位と3位は意外だったというか、むしろ結構両方ともそれなりに評価された、人気だったアニメかなという印象があった。
とはいえムームーに関しては正直このレベルのアニメがこういう雰囲気で作られていることにちょっと驚くアニメであるし、うたミルに関してはアカペラをテーマにした作品故の音響へのこだわりなどがよく作られていて印象的だったし、どちらも納得度の高い作品だ。
Turkeyやもめリリなどのオリジナル作品については挑戦的かつオリジナルとしてのこわだりや灰汁の強さが際立つ作品でまさに「評価されるべきアニメ」に選ばれるべくして選ばれている印象でもある。
そんな中、自分としてはクラシック★スターズが10位以内に入ったのがちょっと意外だったりはする。
正直もっと評価されないのではないかというか、そもそも見られている母数が少なかったという感触ではあったのでそこに関してはうれしかったところ。まあその少ない母数がわざわざ選び抜かれたアンケートのような気もするが…w
一応今年も映画は選ばなかったが、キンツアやアイカツ×プリパラ等のタイトルを楽しんで、アイカツをたくさん見たりしたしそういう面でも思い出深い年になったといえる。
あとヴァージンパンク。見に行った映画館がそのあと閉館するっぽくて少し寂しくなったりもした。ただこのへんは自分の中で結構評価されてんじゃねとも思う部類だったりはするしなので。
本当はアズワンとかも見に行きたかったのだが映画だけは中々難しいところ…(お金が結構かかっちゃうので…)
自分の中で今年選んだ作品はどれもなんというか思い出深い、評価されてほしいというだけでなくなんだか大事な作品だ。
どの作品も出会いという面ではある種たまたまというか、そこまですっごい注目していたわけでもないところがあったり、どう面白く転がるかわからなかったうえで非常に楽しんだ作品ばかりだ。
アニメをリアルタイムに見るというのはそういう自分から自発的ではない形などで出会えるアニメがあり、それを見続けて感動を得られるというのはやっぱりアニメを見続ける理由だと思う。
特にこの中だと「妃教育から逃げたい私」と「美男高校地球防衛部ハイカラ!」は全くノーマークで出会ってものすごい楽しんだ作品で、そういう出会いが乗っかった 自分の中の「もっと評価されるべきアニメ」だ。
まあなんだかんだ今年最も楽しんだのはクラシック★スターズだったなと何度か振り返っている。他記事では何度か語ってはいるのだが。
オリジナルアニメというのはなんだかんだ「二転三転する展開」で構造を作りがちだ。もちろん悪いわけではなく、むしろ良いところだ。
1クールという限られた中で展開を転がし、如何に視聴者に驚きや期待を常に与え続けられるか…… そういった面で陰陽廻転Reバースは猛烈な出来の良さであり、恐ろしいことに毎回毎回毎回見てて視聴者としては気持ちジャンルが変わったり新たなジャンルが加わるような形で楽しめる作品で、そのうえですっきりとまとまる展開とテーマ性が沁みる。
Turkey!も視聴者をこれでもかとぶんまわし、そのうえでテーマとドラマ性はしっかりとキメた。
空色ユーティリティは1話完結でそれぞれの日常を描きつつ特別でない中での特別さというのをゴルフに乗せて描く。ゆるキャン等から始まったムーヴメントを内包したうえでの丁寧かつよくできた演出が光った。
前橋ウィッチーズはドラマ性とクリフハンガー的な作りで視聴者をキャラクター性に引き込みつつテーマと物語に引っ張っていく。実写ドラマ等に近い作りで視聴者を引っ張った。
そういううえでクラシック★スターズを自分が評価するのは、クラシック★スターズは非常に「古典的」な作りという面だ。
もっといえば自分がよく見る朝の子供向けアニメなどの作りに文法は近い。1話完結気味でその回ごとにキャラクターごとの販促……ライブシーンが挟まる。
そのうえで組まれた物語が展開される。これはおもちゃの販促や50話ほどのアニメでの文法に近い。無論こういったアイドルアニメだとこういう作りというのはよくある作風でもある。
毎回ある程度定められたテーマと実直な成長物語を本当に真っ直ぐ通した作品であることが自分の中に今も響いている。
そしてその実直さを損なわない、何倍にも跳ね上げた様々な演出の数々も印象的だ。
今年を振り返って、自分の中で今年で印象的だったのはそういった実直さ、物語に通る一本の線だったかもしれないと思う。
もちろんそうでない作品も魅力的であるが、自分が見続けて最後まで見て感じるものというのは作品が自分に何を伝えたかったか、何がこの作品において大事だったのか……そういった部分だ。
そこが自分の中で確信をもって楽しめたといえる作品たちと偶然出会えたこと、それが毎年一番うれしい瞬間だ。
まあもちろん逆に「なんなの!!!!!!!!!!!!!!!!」って困惑する作品と出会うのも大好きだ。そういう意味ではクラシック★スターズもTurkeyもそういうところを実直さと同時に備えていたといえるだろう。
自分としては今年の選んだ作品は、もう絶対自分の中でコレだったといえる。そういう作品を選べたこと そこがうれしい。そういう話がしたかった。
だらだらと書いたがそのへんで。もっとアニメが見られますようにと祈りをこめて。