
!?
なにっ

うわあああ~~~っ!? なんだこれはぁ~~っ

ということで、クラシック★スターズは2025年春に放送されたオリジナルアニメだ。
企画原案と製作総指揮を上松範康氏が、製作指揮を金子彰史氏が担当するという戦姫絶唱シンフォギアやプリンセッション・オーケストラ等で有名なタッグにより製作されている作品となる。
UNISON(株式会社アリア・エンターテインメント)がクラシック音楽を通じてコンテンツを企画プロデュースする「クラシックバース」とされる企画に連なる第一作だ。
作中で披露される楽曲は基本的にすべて上松範康氏が代表するElement Gardenによって手掛けられており、そしてどの楽曲も「著名なクラシックの名曲」を下地に作られているのが特徴だ。
その世界観は感情の数値化が可能となり、その感情、『エモージョン』を映像に反映するVR装置等が開発されエンタメの最前線となっている世界……

プリティーリズムを知ってる人向けに言えば「きらめきを具現化するプリズムショーとプリズムジャンプ」の世界観だ。要するに。*1
エモらせたもん勝ちのエモ最前世界では国家間の競争すらエモで行われている。
国や政府ですらエモで競っているのである。
もうホビーアニメじゃん……。
そんな世界で著名な音楽家の才能「ギフト」を手術により移植された存在。 それが主人公「ベートーヴェン」たちである。 つまり彼らは音楽家本人ではなく、音楽家の能力を持つエモ改造人間なのだ。

ボクサーとしての道が閉ざされる中、治療を兼ねたギフトの移植手術に同意した主人公「ベートーヴェン」
その手術の契約として同じくギフトを移植された「モーツァルト」「ショパン」「リスト」たちと共に、本来の自身の名を語らず「ギフトネーム」という自らの移植された才能となる音楽家たちの名前で、エモの中心地となる学園都市で音楽を学び、活動していくことになる。
そんな彼らがぶつかり合い、お互いに高め合い、成長していき、コンテストの頂点を目指す物語。 それがクラシック★スターズの物語だ。
彼らの道の前には様々な困難が襲いかかる。

時にギフトを持つ者として、自身の本質に悩み

時に自らの産まれからくるコンプレックスに悩み

時に自らの呪われた運命に悩み

時に突然落ちてくる鉄骨や落雷をも乗り越え……
彼らはやがて一つのチーム、「グラン★マイスター(通称グラマイ)」となり大会に向けて自分たちを磨いていく。

そんな彼らの前にライバルチーム「Dis=Cord」も現れる。
彼らは政府によって作られたエモであるギフトや、その真実を告発するために動く、主人公たちにとって先輩にあたるギフトを持ちながら復讐のために歌う存在。

彼らはグラン★マイスターの前に立ちふさがり、その志の行く末を問いてくる。
寿司屋で。
彼らこそ、ベートーヴェンがかつてどん底にいたときに心を揺り動かされた音楽を奏でた存在であり、モーツァルトのかつての旧友である因縁の相手だった。

彼らによって置いてかれた因縁を持つモーツァルトは怒りをぶつけ、彼らに宣戦布告を申し入れる。
しかし、ベートーヴェンは違った形での宣戦布告をDis=Cordに語るのだ。
アンタらの歌大好きだ!だが気に入られねえ。復讐に歌うなんてカッコ悪すぎるぜ!
ベートーヴェンが彼らに語った宣戦布告、それはかつて自らを奮い立たせたDis=Cordの音楽への感謝と肯定。そして彼らの復讐に歌う音楽というスタイルの否定であった。

これから聴かせるのは名前じゃねえ、俺たちの歌だ!よろしくな先輩!
そしてグラン★マイスターは自分たちの音楽を自分たちの形で、Dis=Cordに改めて自分たちの志や思い エモージョンで伝えるのだ。

自己紹介ソングで!

そして物語はコンテストの最終決戦 エモイマックスに向けて加速していく……。
彼らの物語、そして彼らのエモ それは是非、この記事を読んで作品に興味を持ってくれたら、あなたの目で確かめてみてほしい。
俺たちならできる…。俺たちしかできない!
流れる己の旋律のまま!
舞に咲き!舞に誇り!
歌の拳で殴りつける!
フォルティッシモに… フォルティッシシモに!
俺たちが★(スター)だ!!!!!!!!!!!!!!

クラシック★スターズは、音楽が他者を動かす情動、音楽のすばらしさ、そして先人を踏まえて現代に至る音楽という文化の楽しさ。それを映像表現と物語で巧みに組み込んだ2025年春クールの名作だ。
是非、見てほしい。
~クラシック★スターズはグラマイが踊るまで見てください~